COSMO COMMUNICATIONS INC.

2021.04.23

FYUZINE'S FILE #06

Natsuki Kurachi

くらちなつき ファッションイラストレーター / イラストレーター 

武蔵野美術大学卒業後、ファッションイラストレーター/イラストレーターとして活動。
ファッション雑誌「GINZA」のコラムでイラストを担当するほか、スポーツファッションブランド『オニツカタイガー』のInstagramのイラストレーションなど、
広告や雑誌、webなどで幅広く活躍中。 

女性イラストレーターと聞くと、
雑誌の挿絵やインスタグラムで女の子に人気のかわいらしいイラストを思い浮かべる人も多いはず。
だが、くらちさんはそんな容易い想像をゆうに超える”次世代“のファッションイラストレーター” なのである。

日本離れしたような独特なタッチとモダンな色使いは
ハイソなモードにも、リラックスしたナチュラルなムードにもマッチする。

一見相反するこの二つを両立してしまうハイブリッドさ、それが”次世代”である所以である。

くらちさんの作品は一度見たら忘れられないようなクセになるインパクトがある。

なせこんなに惹かれるのだろうとイラストをよく観察してみると、
ハイファッションブランドを思わせるようなタッチや色彩に独特な世界観や美しさがあるのではないか?

一方、水彩画のタッチはほどよい抜け感が持ち味で、スタイリッシュだが柔らかい雰囲気でこれもまた素敵。

(雑誌「GINZA」コラムより ginzamag.com)

そんなモードなイラストが好評でGINZAのコラムでイラストを担当しているほか、スポーツファッションブランド『オニツカタイガー』ではInstagramのイラストレーションを手がけた経験も。
やはり、海外からの問い合わせやオファーも多いという。 

「もともと油絵を専攻していたので、絵画らしさや、
思わず飾りたくなるような作品に仕上げることを心がけています。
あと、写真が好きで洋雑誌をよく見ています。
海外のファッションフォトをインスピレーションに描くこともありますし、
日本人らしくというよりは、グローバルな感覚で表現したいと思っています。」

(オニツカタイガー)

くらちさんを次世代ファッションイラストレーターと呼ぶ理由がもうひとつ。
それは自身のイラストをツールとして捉え、
物事をファッション化してしまうクリエイターとしての側面を持ち合わせていることだ。 

最近では、イラスト提供にとどまらず、 テキスタイルの提供をしてアパレルに落とし込んだり、
空間デコレーションの依頼も増えてきていると言う。

くらちさんにお話を聞くなかで、最近の活動のなかで特にどんな創作が印象的だったかを伺うと、
ボディペイントのアートワークが面白かったと教えてくれた。
そう言われてみると確かに、デジタルが当たり前の世の中で、
フィジカルなペイントは新鮮さや躍動感が際立ち、イラストがいきいきと語りかけてくるように見えてくる。

「フラットなものをずっと描いていきたい気持ちがあって、イラストを使っていろんなことに挑戦したいんです。
でもだからといって、ファッションに限定しないで、イラストレーターとしての仕事も幅広くやっていきたいですね。」

今、そしてこれからくらちさんは何を思い、新しいものを生みだすのか?

「これまでも世界基準でありたいという思いは持っていました。
これからは一層のこと、イラストを通して多様性を表現していきたいですね」 

モダンでしなやか、美しく力強い。 
そんなくらちなつきさんの今後から目が離せない。 

WEBSITE: http://natsukikurachi.wixsite.com/illustration 
Instagram: https://www.instagram.com/natsuki_kurachi/ 

text by karin