COSMO COMMUNICATIONS INC.

2021.01.20

スニーカーとぼく。第一回。

大学生の頃、アメリカに1年間ほど住んでいたことがある。 

現地での生活に慣れてきたころ、ふと日本のファッション雑誌が読みたくなり、適当に好きそうなやつを買って送ってと母に頼んだところ、インスタントみそ汁やレトルトのパスタソースなんかに埋もれて届いたのがWarpのVANS特集だった。
思い出だけを頼りにこの記事を書いているが、自分の目が太陽だったら雑誌が燃え尽きて跡形もないほどに熟読していたので、今も忘れない、表紙はベリーショートカットの蒼井優で、付録でトートバックもついていた。 

やっぱり日本の雑誌のこの感じ好きだなーと噛みしめながらページを進めていくと、みなさんご存知のレジェンド、Shawn Stussyのインタビュー記事が目に留まった。
VANSとはこんな思い出があるのかーと読み進めていくと、なんと$3,000のスーツに$50のVANSを履いて合わせる、ハイアンドローのスタイルが好きだと語っている。 

なんてかっこいいんだ。と思った。そんなこと考えたこともない。 

恥ずかしながら当時のぼくはあまりVANSのスニーカーには触れたことがなく、とりあえずAF1かダンクのハイカットの2択くらいだった。 

そんなぼくだが、Shawn Stussyはぼくがファッションに興味を持つきっかけになった人のひとりだ。StussyのTシャツを着てTimberlandの6inchのブーツを履いて文化祭の打ち上げに臨む自分は学校で一番イケてると信じていた。 

話がそれたが、とりあえず、彼が履きこなしているERAがとんでもなくかっこよく見えた。スーツにVANSって、と思ったが、サイジングとか最高だった。 

アメリカの人々の生活に根付いた、国民栄誉シューズとしての称号を付与されておかしくないような存在のVANS。Stussyのように高いスーツに合わせるなんていう真似はとてもできないが、ぼくも履いてみようと決心した瞬間だった。 

まだStussyが語っていたハイアンドローのスタイルを試せたことはないが、いつか挑戦したいと思っている。 

スニーカーとぼく。

text by スニーカー小僧